おめかけさんを選びますか?

私のクライアントさんであられた方が
昨年ご病気がきっかけとなられて、天国へと旅立たれました。

一昨年の10月に東京在住だったその方は
他のご用事にかけ合わせて香川までお越しくださり
私の施術を受けてくださいました。

こころを解くセラピーをしている中
ご自身のことを語ってくださいました。

 

お母様はおめかけさんで
ご自身は「おめかけさんの子」として
お育ちになられたとこのとで

お父様との関係も通常の関係では無く
その父母の関係性のいびつさが
ご本人のこころの在り方に影を落としておられました。

そのおこころは、私の想像以上に過酷なものを
味わってこられたようでした。

特にお母様に対して
許すことができない気持ちをずっとお持ちでした。

そのことを、先ずは私に打ち明けてくださいました。

 

そして、そのことをお持ちであることを
ご自身に許して頂きました。

 

このこころの在り方は
玉ねぎの皮を一枚、また一枚、ゆっくりと
剥いでゆくようなことで

直ぐに綺麗に消え去るというよりは
日常的に想いだした時に
その都度お試しくださることが必要です。

そうしいていくうちに
お母様への愛情が湧いてこられたとのことでした。

もちろんこの世の中では
不倫をした後、その方と再度ご出発される方がいて
そのような方が心底お幸せになられているお姿も
拝見しております。

どのような形であれ
その方のお幸せのことをとやかくいいますのは
余計なお世話です。

おめかけさんのことや
そのお子様としてお生まれになられた方についても
そうですね。

私がこのような話の中で気になりましたことは
日蔭の身であるという状況を鑑みて
日蔭の身であることが自分に相応しい状態だ

と考えておれおられる方には
「違うでしょう?」と申し上げたいです。
そのような考えは、ご自身を卑下しているのです。

自分は日蔭の身であることが相応しいのですか?
日向の道で堂々と生きる資格がないのですか?
ということをお考えいただきたいです。

自分自身のことを大切にしてくださいませ。
ちゃんとご自分に相応しい人生を生きて頂きたいです。

 

顔を上げて、そのお顔に、そのお名前に相応しい
行動で、こころで、生きて頂きたいのです。

どのような生き方をすれば
ご自身がお幸せなのか?

 

正直になられてください。

大切なことはただひとつだけなのです。

 

ご自身のこころに嘘をつくことだけは
なさらないでください。

 

それをすれば、人は崩壊の道を辿ります。
おこころを大切になさってくださいませ。

 

自分の弱いところも蓋をしてみないのではなく
そのような弱いところこそ、大切にして
抱きしめてあげてください。

この世で一番大切なごご自身を
愛してあげてください。そして労わってあげてください。

それこそが
人が生きている時に貢献できる最大のものだと思います。

 

じゅりあでした。

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