【連載】人生最大のトラウマを克服したスリランカでの出来事シリーズ3

いりくらじゅりあです。

 

ご覧くだありありがとうございます。

 

先日から始めた連載の過去記事は

以下をクリックしてご覧くださいね。

 

シリーズ1

 

シリーズ2

 

さて、息子は教師になることを目指し

大学を選定し、入学します。

 

ですが、私の頭の中には

「学校の先生って、そんなに簡単に

成れるものなんか?」

 

という先入観がありました。

 

教員に成ろうとして

何年も何年も努力されている方も

結構おられますし、

 

なかなか成れないというのも

ちまたで聴きますし

 

国立大学の教育学部に入学する

実力があったりすると、すんなりと

成れるのかもしれませんが。。。

 

第三者的な客観的な視点で

ながめてみて、息子の高校生時代や

通学している大学のレベルを考慮し

また大学入試の方法を考えると

「教員になるのは、おそらく無理だろう!!」

と、勝手に憶測しておりました。

そして、その勝手な憶測の中で

私は安心を得ていたのでした。

もちろん上記につづった私の内側の想いは

口に出して言ったことはありません。
(今、書いておりますが。。。汗)

ですが、ここだけみると、

私って本当に毒親でしたよね。(大汗)

そうやって、

息子が教員を目指していても

母親である私自身がたとえ意識の中でだけでも

息子の想いを受け入れることを拒否するという

異常な精神状態であったことは

どんな背景があるのせよ、

認めなければいけないところでした。

私は非常に複雑な葛藤を抱えながら

しかし、息子が目指していることを

応援しながら、一方で、応援していない、

という感覚でいたんです。

本当に勝手なのですが、

「どうか受かりますように」

という祈るような気持ちもあるという、

ほんとうに迷走していた私でした。

なぜ私がそのような状態になったか?

についてはシリーズ過去記事を

ご覧くださいませ。

シリーズ1

シリーズ2

 

 

当の息子は、母の内なる想いもなんのその。

教師になることを目指し

大学通学の為、県外で一人暮らしを始めました。

 

息子本人は大学でかなり真面目に

学びを重ねていたようです。

 

アルバイトも経験し

大学の学園祭等の行事にも

積極的に参加していました。

 

教員採用のの為の

大学推薦を勝ち取る為にも

積極的に大学生活を送るのは

戦略のひとつであります。

 

大学推薦というシステムなど

詳しいことは、私はさっぱりわからず

本人に任せておりましたのですが、

 

どうも、そのようなことも

あるようなのでした。

 

その後も、採用試験に受かる為の策は

したたかに実行されました。

 

通っていた大学の方策は

実に綿密に組み立てられていました。

採用試験合格に向けて、

本当に戦略的に情報を仕入れ

人脈を構築し

先に職に就いている先輩たちからの

生の情報なども随時在学生に

届けられていたようです。

 

さて、そのような日々の中

 

2回生から3回生に上がる前の休暇を利用して

「海外語学短期留学したい」との申し出が

ありました。

 

大学にはニュージーランドに姉妹校があり

そこへ行くのか?と思っていたら、

(ほとんどの生徒がその姉妹校を利用する)

 

知っている人の全く居ないところへ

留学する。と申します。

 

あえて、厳しい場所に自らを

投入する気持ちの様でした。

 

今まで海外志向が全くなかった息子が

初めて自ら海外へ行くという選択をし

しかも厳しい環境に自ら入ることで

 

自らの「甘え」や「逃げ」の気持ちと

真正面から向き合うことを

あえて選んでいるように見えたのでした。

 

留学のお世話をされている友人に

連絡を取り、その方からの紹介で

留学斡旋の業者さんを選びました。

 

業者さんは、息子に何冊もの本と

それに付随するCDを送付してくれました。

 

全て、英語教材でした。

 

それを穴が開くほど聴いて勉強し、

フレーズを覚えるくらい身体にしみ込ませ

それが出来たうえで渡航する。

 

業者さんは、口酸っぱく何度も

そのことを伝えてこられました。

 

息子に託された本とCDでしたが

本人はどこまで使ったのか?

 

あまり使用したようには見えませんでした。

 

こんな感じで、本当に海外まで行って

成果があがるんだろうか?

 

私はその様子を感じながら

「なんの為に行くんだろう?」

「やる気ないんちゃうん?」

と感じつつ様子を観察してました。

 

つづく。。。

 

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