【連載】人生最大のトラウマを克服したスリランカでの出来事シリーズ6

いりくらじゅりあです。

 

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さて、

 

留学から帰国して3回生になり

夏休み開けたら、直ぐに教育実習が始まります。

 

本人が通っていた小学校に赴任するのです。

その為に8月下旬から香川に戻りました。

そして、私が恐れていた事態が、

本当に、実習の初日に現実のものと

なってしまったのでした。

 

実習初日を終えて、帰宅した息子は

なぜか、自分に部屋に籠っていました。

夕食を用意してもなかなか

2階の部屋から降りてきませんでした。

やっと、降りてきて、食卓についた時に

「今日はどうやった?」と、教育実習初日の

感想をきいてみると。。。

 

「朝礼で倒れた」と申しました。

倒れた後、保健室で寝ていたそうです。

そう、言った後。。。

落ち込んでしまいました。

 

私は心配していたことが

現実のことになり、かなり動揺しました。

 

うわああああああああ!!

こころのこえ)

私が小学校2年生に上がった時の

担任の先生と息子の姿が

完全にだぶってしまいました。

頭が真っ白になりました。

心臓が物凄く早く鼓動してるのが分かりました。

(息子は私の小2の体験は全く知りません。)

 

しかし、

それ以上に、「なんとかしないといけない。」

と切迫していました。

目の前の息子の状態を見たからです。

完全に落ち込んでいました。

私は冷静になって

息子の今日の様子を詳しく本人に

たずねました。

 

直ぐにお世話になっている

カイロプラクターの市川保明氏に連絡をとり

息子の今日の様子や体調を報告しました。

 

市川氏は、息子の様子を聴いて

「おそらく、迷走神経反射でしょう。」

と話され、

 

症状が起こる原因

症状が現れるメカニズム

その防止策なども電話でアドバイス

してくださいました。

 

市川氏と話した内容を

息子に伝えると

ホットしているように見えました。

 

そして、5日後の休日を利用して

東京都国立市にある市川氏のサロンに

息子に行くように提言しました。

息子も同意しましたので

私自身も胸をなでおろしました。

長い1日が終わりました。

翌日も実習の為

学校へ行きました。

私はドキドキして

その日、一日を過ごしました。

息子が帰宅して、たずねました。

「今日も倒れた?」って。。。

すると息子は

「慣れた」と申しました。

倒れることに慣れた、という意味では無く、

実習に「慣れた」という意味でした。

ほっとしました。

その翌日も学校へ行きました。

帰宅した時の様子を見たら

晴れやかな感じがしましたので

「ああ、大丈夫だったんやな。」

と感じました。

次の日と、その次の日は

担当の学年が野外宿泊学習の為に

小学校以外の宿泊学習施設へ。

息子は泊まらずに帰宅し

翌朝、私が施設まで送っていきました。

大学の担任の先生には、9月2日に

連絡をとらせてもらいました。

実習初日のことをお話させてもらい

その原因と、現れるメカニズムと、防止策を

教えてもらっていることと、身体調整の為に

国立市へ行くことも伝えておりました。

すると担任の先生は、動いてくださったようで、

担当小学校の教頭先生が

「気持ちの良い青年なので、

ぜひとも教師になっていただきたい。」

と、担任の先生に言ってくださったとのことでした。

有難い限りです。

 

私は、羽田へむけての飛行機の手配

市川氏との調整を済ませ

サロンへのアクセスを伝え

息子を送り出しました。

 

そして、無事に帰ってきました。

 

サロンで色々と話をしてきたようですし、

全身くまなく解してもらえたようでした。

必要な身体の調整は完了しました。

アドバイスも頂けて本当に有難い限りでした。

 

週があけて

学校へ再び実習へと出かけました。

ほんとうに、あの時期、

ひとつひとつのこと、

その日、いちにちのことを

精一杯丁寧にベストを求めて

重ねていた気がします。

ちょうど、次女に初めてのこどもが

誕生して数日後のことでした。

 

振り返ると冷静になれますが、

渦中ではもう、もんどりうっていましたね。

 

それから教育実習が終わるまで

色々と資料作りなど大変な様子でした。

また、最後のほうに、担当教官の皆様に

見守られながらの公開授業(?)が

あったようで、その日も山場だったようです。

皆様からご指導いただけて

無事に実習を終えることが出来ました。

 

本当にお陰様です。

有難いことです。

 

こんなにドキドキしたのは

何年振りだろうと!!

と思いました。

実習を終えて

担当学年の先生の皆様が

お疲れ様会をもうけてくださいました。

私が車で迎えに行った際に、

4人の先生が息子を交えて店の外で

いろいろとお話してくださっている様子を

少し離れた車に乗って見ていました。

その様子が

なんともほっこりした感じで

まるで囲炉裏を囲んでじっくりと

話にふけるような感覚を醸し出していて

4人の先生がかわるがわる

最後の最後まで息子をまるで

我が子のような気持ちで

接してくださっているのが

手に取るように分かりました。

色々とあった実習だったからこそ

最後の最後まで先生方は

本当に息子に愛情を注いてくださって

いたんではないのかな?と思います。

私は最後に、車の外に出て

皆様にあたまを下げてご挨拶させて頂きました。

車に乗り込んできた息子が

料理が美味しかったことを

めずらしく、饒舌に語っていました。

皆様のお陰様で

教育実習が終了しました。

本当に、周りの皆様がたに

愛情を一杯いただきながらの日々でした。

実習を終えて

また、息子は一人暮らしの部屋へと

戻っていきました。

つづく。。。

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