長男は天使さん

1993年9月28日

長女の幼稚園の運動会が終わって
帰宅する間に、姑さんが病院から移送されて
我が家に帰ってきました。

在宅介護の始まりです。

 

運動会が終わってクタクタになっているのに
介護が始まるとは。。。

今から思えば想像できないぐらい
私はタフだったのですね。

 

家事をして幼稚園の送り迎えをして
訪問看護婦さんをお迎えして
病院へ看護婦さんをお迎えに行き、

また送りに行き。。。

病院にお薬を貰いに行き
書類を取りに行き

 

などなど。。。

 

すごい量の用件をこなしていたんですね。

今。 恐らく同じことは出来ないでしょうね。

 

はじめたばかりの時
親戚のお一人がたずねてきてくれました。

私は少しの間、二階で仮眠を取っておりました。

疲れちゃったんですね。

 

そうすると。。。

 

その親戚の方が怒ってしまって。。。

「なにやってるの?」てお怒りでした。

 

ずっと付き添っていないと。。。
とのお言葉でした。

 

そういうもんなのかしら?

介護って。。。

 

24時間365日横にべったりといなければ
ならないもの?

と、自分の中で反芻しておりました。

 

そんなことしたら。。。体が壊れる。

こころが壊れる。

 

と想いながらも
反論できませんでした。

 

こころにわだかまりがでてきましたね。

段々と精神は追い詰められました。

 

主人は手伝ってはくれましたよ。

でも、私の精神は追い詰められました。

 

「早く帰ってきてよ。。。」
と主人の会社に電話をかけて
おおきな声で叫んでいました。

 

そんな時です。。。

第三子になる赤ちゃんが私のお腹にやってきたんです。
それが、今20歳になる長男です。

彼が私のお腹にやってきてくれたんですね。

 

だから。。。

私は。。。

今。。。

こうして生きているのです。

 

彼がもしも私のところにきてくれてなかったら
私はもう、この世には存在していなかったでしょう。

 

彼がお腹に来てくれたから
生きる  って 決意したんです。

 

やりきる!!

ってがんばれたんです。

 

だから。。。彼は私の天使さん。

命の恩人なんですね。

 

もう。。。産まれてくる前に
彼は大きな仕事をひとつ全うしているのです。

母親の命を救う
と、いう大きな仕事を果たしています。

 

すてきな子なんですよ。

 

ママのお腹に来てくれてありがとう。

ママを助けてくれてありがとう。

ママを愛してくれてありがとう。

産まれてくれてありがとう。

生きていてくれてありがとう。

 

彼が生まれたところは
その三か月前に姑さんが息を引き取った自宅座敷です。

自宅分娩で産まれてきました。

おばあちゃんから孫へと命のバトンは引き継がれました。

 

今、振り返ると。。。
私。。。

よく頑張ってきたな。。。とおもいます。

よくやってきたな。。。とおもいます。

偉いじゃんっておもいます。

 

自分で自分を認めてあげることにしました。

そう。。。言ってあげることにしました。

 

自分自身に。。。

今日。

ありがとう。私。

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