インド巡礼の思い出より~ハートオープンって何?

スピリチュアルな話題かと思われた方も
いらっしゃるかと思いますが
どちらかと言うとマインドについてです。

インドに初めて行ったのが巡礼という旅で、でした。
普通の観光旅行とは、また違ったものを見ることになります。

巡礼とは自分と向き合うこと。。。
ビジネスと似ていると思います。

最初にインドへ行ったのはもう10年以上前になりますか。。。
60名ほどの方と一緒でした。

そのメンバーは気心しれた仲間なのですが
旅の最中はジェットコースターに乗ったような気分を
味わいました。

巡礼とはそのような旅なのですね。

物理的なことで、ジェットコースターと表現したのでは
ありません。

自分自身と向き合うとき
こころや魂がジェットコースターに乗ったような
そんな場面に何度も出くわすことになるのです。

巡礼が初めてだったので
そのような激しい揺さぶりが起こったのかもしれません。

いつもは穏やかな人が
巡礼中はものすごく波のある言動になるとか
そんな様子の人と一緒に旅をする方も

物凄く、精神的に余波を受けまくるとか
ちょっとしたことでイザコザが起こるとか

話がちぐはぐになるとか
摩擦や軋轢が起こるとか
物理的に睡眠時間が少ないとか
ホテルによって食事レベルが全く違うとか

日本の清潔な環境になれた日本人が
インドの感覚になれるまで一苦労するとか
そういう精神的な危機を味わいながらの巡礼でした。

それでもって、世界一安全な国であり
清潔であり、親切な国、日本で普通に暮らしている者が
精神性は高いけど、かなりヘビーな環境に

放りこまれながらの旅で
最中に高熱を出す人もいたり
お腹を下す人もいたりしました。

そのような限界値に近くなると
人は他の人のことを想う余裕などなくなります。

そのような危機的状況を帯びながらの旅は
かなりの状況でした。

そんな中、私はとある女性と喧嘩をして
本当に辟易してました。

自分のことを正当化して
ケンカの相手にこそ問題があるとしてました。

そのような中、
巡礼の主たる目的地に入ることになり
バスは目的地へと向かっておりました。

そして、目的地へと向かう中の
その手前の街で休憩を取りました。

インドではバス移動の為に
バスストップがあり、
そこには店屋さんがちゃんと店を構えています。

食事処もあったり、併設して宿泊施設を整えているところや
綺麗なレストランであったりして千差万別ですが
トイレを借りて、その後、そこで何かしら購入する。

強制ではないですが、必要に迫られて飲み物を買ったり
お土産を買ったりします。

そんな営業方式なんでしょうか?

トイレはそれぞれの場所でいろいろですが
日本の高速道路のサービスエリアの清潔なトイレに
慣れている日本人にとっては、かなりのヘビーな
状態であるのは間違いないと思います。

そのバスストップで、お話を聞くことになりました。

これから向かう旅の一番の目的地は
聖地と言われるところです。

そこでは、何よりオープンマインドが必要です。

自らのこころを開いてことに臨むことが何より大切です。

ハートをオープンに。。。
と、いう話をしてくださいました。

「自らのこころを開かないと、何も入ってこない」

「自らのこころを開くって、どういうことなのだろうか?」

と想いました。
その言葉が私の中でグルグルとし始めました。

バスに揺られながら、ふと、窓の外に目をやると。。。
巡礼者と思しき人たちが、歩いて聖地へと向かっておられました。

粗末な身なりをされていて、もう何日も歩き続けておられるのが
はたから見ても分かりました。

かたや、わたしたちは、日本から飛行機でやってきて
こうしてバスに乗って、聖地へと向かっている。

そのように想いをめぐらしながら
私はガヤトリマントラをこころの中でお唱えしながら
バスに揺られていました。

聖地へ着いて、バスを降りようとした時のことでした。
私は何故か、喧嘩をしている相手に謝りたくなりました。

「ゴメンナサイ。」「私が悪かったのよね。」
そう言って、私は相手に抱きついてしまいました。

相手はキョトンとしてましたが。。。
私のこころは晴れやかになっていました。

そして巡礼の目的地である、聖地へと足を踏み入れました。

「自らのこころを開く」

その言葉を頭で理解しようとしても無理だった私ですが
自然とこころは晴れやかになりました。

そしてこころの扉は開かれて
ハートオープンになったのでした。

その後の旅は。。。
とても素敵でチャーミングな思い出が溢れました。

どんなことがあっても、それに左右されないこころ。

たとえネガティブな出来事があったとしても
気にならないこころで前に向かっていました。

自分の素が出せて。。。
歌を歌ったり、道行く人と笑顔で挨拶したり
話かけたり、良き思い出を紡ぐことができました。

おおらかにゆっくりと、そして自分自身を大切にする。
そのような旅になりました。

正直にその時に感じたことを、言葉や態度は吟味しながら
表現していく心地よさ。素直な私を感じて表現して
これってハートオープンっていうのかな?

そう思いました。

今日、この思い出を語ろうとしたきっかけは
コミュニティーのお仲間である女性とお話できたからです。
自分自身の素直な言葉を相手の方にお届けしました。

お忙しい中、私の言葉にお返事をくださりました。
ほんとうに嬉しかったし、ありがたい感覚が湧いてきました。
その方の姿勢からたくさんのことを学ばせてもらいました。

憧れの女性であることも、伝えました。
伝えることが出来たのですね。

「あなたのようになりたい」 という気持ちを素直に届けました。

すると相手の方は、私に敬意を持っている。とお話くださいました。

今日、私は自分のこころに正直に気持ちをお伝えすることで
素敵な循環を味わいました。
憧れの女性は、やはり素敵なこころの持ち主だったのです。

ふと。。。インド巡礼の時に味わった感覚を想いだしていました。
そして、したためてみたいと感じたのでした。

長文を最後までごらんくださり
まことにありがとうございました。

 

じゅりあでした。

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